日本兵

小野田さんがフィリピンで発見された際、本当はもう一人の日本兵が一緒だったそうだ。
最近の日本兵がらみのニュースをテレビで見ていて、初めて知った。
昨日まで全く知らなかった。そんな話聞いたことも無かった。


最初に小野田さんが発見されたとき、小野田さんの他にもう一人の日本兵が一緒にいて、
どういう経緯かは知らないが、その日本兵二人とフィリピン警察の間で銃撃戦が行われたそうな。
その銃撃戦で、小野田さんでない方の日本兵は死亡。
その後、小野田さんは再び森に隠れ、必死の捜索にもかかわらず2年間全く姿を見せなかった。
そして2年後、小野田さんは森から出てきて、日本に帰ってきた。


このフィリピン警察との銃撃戦で亡くなった日本兵、なんだかものすごく悲しい。
小野田さんは日本に帰ってきてものすごく歓迎されたわけだけれど、
その人は全く有名でない。知られていない。
有名だとか有名じゃないとかそういう問題じゃないけれど、なんだろうこの差は。
小野田さんが幸せだというわけじゃないけど、もう一人の人不幸過ぎでしょう。
終戦後同じように30年くらい森に潜み、一緒に戦い続けてきて、
その戦い自体が実際には意味をもたないものだった上、
そのとき小野田さん達が戦争が終わっていることをを知っていたのか知らなかったのかは
勉強不足でわからないが、敵でもなんでもないフィリピン警察に撃たれて死んでしまうなんて。
悲しすぎる。


小野田さんの書いた本とか、インタビューをまとめた本とか、おもしろそう。
その人のことも書いてあるのだろう。