「チャーリーとチョコレート工場」

を観てきました。


以下、多少のネタバレ。注意。




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おもしろかった。画面もキレイで音楽もよかったし。


でも、同じ原作の旧作「夢のチョコレート工場」の方が面白いと思う。こっちのほうは1971年の映画だそうです。34年前ということで、こちらのほうが、技術的に出来ることが今よりもずっと少なかった分、創意工夫して楽しませようとしている感じ。特にウンパ・ルンパは、CMで見ているときからなんとなくそんな気はしていたのだけれど、旧作の方がよかった。
ただ、旧作の方は何にも知らずに数年前にたまたま深夜のテレビ放送で見ただけなので、うろ覚えです。やたらと楽しくて興奮したのは覚えています。


主人公のチャーリーは「とてつもなく性格の良い子」ということなのだけれど、その主人公がお金(主人公とその家族には大金)を拾います。いい子のチャーリーはどうするのだろうと見ていたら、彼はなんの迷いもなくそれをネコババしました。そして即行で己の欲望のために使いました。
アメリカ人の感覚ではネコババは悪いことではないみたいです(舞台的にはすごくイギリスっぽい)。ネコババしたくらいでは、主人公の「とてつもなくいい子」としての地位が揺らぐことはありません。欧米ではネコババはアタリマエのようです。


旧作にはウィリー・ウォンカの生い立ちやなんかは触れられていなかった(多分)のですが、今回はそれが随所に。ラストにも絡んできて、映画の終わり方が旧作とは違います(多分)。まあ、どっちにせよハッピーエンドになるわけですが。その前にひとエピソード挟むわけです。
原作を読んでいないので、それらが今回作られたエピソードなのか、原作にあるものなのかはわかりません。でも原作にはなさそな感じだな。


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ちなみに、旧作「夢のチョコレート工場」の原題は「Willy Wonka & The Chocolate Factory」。
今回の「チャーリーとチョコレート工場」はそのまんま「Charlie and The Chocolate Factory」。
原作は、ロアルド・ダール著「チョコレート工場の秘密(Charlie and The Chocolate Factory)」。だそうです。