土日の私

金曜の夕方からウナギを釣ろうと、昼過ぎに家を出て片道50キロの友人宅近くの川へ。友人とは、友人の仕事が終わった後合流予定。しかし、車を置いて釣りができるような場所がなかなか見つからず、うろうろしているうちに日が暮れる。ようやく釣りの出来そうな場所を見つけ、とりあえず竿を出すものの、場所がよくなく、根がかりの連続。護岸整備されているのだが、だいぶ先までゴロゴロとした石が入っている模様。釣りにならないので1時間もせずに竿をおさめる。道に迷いながらも、友人宅へ。結局友人は仕事が長引き、8時合流のはずが10時合流に。無職じゃない人は大変ね。夕飯を済ませ、ウナギはあきらめて海へ夜釣りに。真夜中に4時間近く竿を出すが何も釣れず。いわゆるボウズ。
明け方の都心を抜けて自宅へ。土曜の早朝の新宿ってタクシーの数がすげえな。道が全部タクシー。そしてタクシーの運転はひどい。全部がじゃないけど頭がおかしいとしか思えないやつがいる。生活がかかっているにしてもひどい。滅茶苦茶。


家に帰り、とりあえず4時間ほど寝る。
起きると体調が悪い。風邪でもひいたか疲れが出たか。シャワーを浴びて、以前友人にもらった葛根湯の粉末を飲む。味がどうも葛根湯らしくなかったが、そんなもんかも知らんと思う。その葛根湯をくれた友人との待ち合わせのため自転車で吉祥寺へ。恐ろしく混んでいる。人が多い。自転車の駐輪場所どころか移動にも困る。自転車が邪魔。捨てて帰りたくなる。なんとか自転車を駐輪場に入れ、いせやで一杯やっていたのだが、どうも気分が悪い。サッポロラガーがいまいちうまく感じない。友人に葛根湯を飲んだが味がどうも変だった話をすると、飲んだのは一緒にくれた胃薬だったことが判明。その胃薬も葛根湯と同じく漢方薬ではあるから多少の効果はあるだろうとの結論。店を出て1時間ほどうろうろしていたが、体調が悪化している模様。仕方がないので家に帰って寝ることにする。家に着いたころにはふらふらになっている。


風邪にひぃひぃいいながら自宅で寝ていると、日付が変わったころインターホンが鳴った。こんな時間に何だろうと思ってのぞき窓をのぞくと、階下の住人が。何だろう、こんな時間に苦情でも言われるんかいな、俺なんかしたっけ?とドアを開ける。すると、苦情ではなく、駐車する際に私の車にぶつけたとのこと。駐車場が隣なのだ。あらそうですかあ、と風邪ひきのなか深夜の駐車場に様子を見に行くと、たしかにぶつけている。私の車の左前がべっこり。駐車する際にってどんだけアクセル踏み込んだのよ。相手の車をはさんで反対側の車にもぶつけられた痕。私の車にぶつけてあわててハンドルを逆に切ってそちらにもぶつけたらしい。で、私の車が一番ひどい状態。ライトが完全に潰れてボディもへこんでいるので、このまま走ると整備不良で捕まりそう。ぶつけた車ともう一台は板金だけで済みそう。ぶつけた人間が何もしないので、保険を使って直す意志を確認して私が警察に電話。もう一台の所有者がわからないので、駐車場の管理会社に電話。しかし、夜間受付では資料がないので持ち主を調べられないとのこと。警察に調べてもらうことになる。警官が一人自転車でやってきて、調書等とり終わるまでに2時間。夜中に。風邪ひきなのに。ぶつけた当人は、あまり申し訳なさそうにしていなかった。かといってムカつく感じでもなかったしまあ別にいいけど。全く怒りはしなかったが、めんどくささを思い、よりしんどくなった。余計な事をしてくれたもんだ。わざとじゃないからしょうがないけど。きた警官が若くて感じのいい人だったのでよかった。怪我人いなくてよかったですね。


で、車は昨日ディーラーに引き取りに来てもらって、代わりに代車を置いていってもらった。が、その前に、車の中身を全部運び出す必要があり、しんどかった。釣りに行った後だったので、いつもより荷物が多かったし。代車を駐車場に入れて家に引き上げようとしたところ、近所のおばちゃんに「車ぶつけられたの?」と声をかけられる。「でも、ぶつけた人に連絡もらったし、けが人もいなかったから大丈夫ですよー」と話すと、何故か「がんばってねー」とおばちゃん。何をか頑張らん。人生をもっと頑張れってことかしらん。


あ、私明日でひとつ年をとります。こんな年のとりかたです。無職だから仕方ないですね。